ランナー膝
- 膝の外側を押すと痛い
- 走った際に膝の外側が痛い
- 安静にしていても良くならない
- 痛みが出る方に体重をかけると痛い
- 階段の昇り降りが辛い
ランナー膝は「腸脛靭帯炎」と呼ばれ、名前の通り走る競技やジャンプなど膝の曲げ伸ばしが多いスポーツに起こりやすいと言われています。
我慢して練習を続けてしまうと長期化する事もある為早めの施術が大切です。
膝の外側が痛くて、回復を早めたい方、回復せずお困りの方は一人で悩まずお気軽にご相談ください!
ランナー膝の原因とは
ランナー膝は、大腿骨と腸脛靭帯が膝の外側部分で擦れて炎症を起こすスポーツ障害で、正式には「腸脛靭帯炎」と呼ばれています。
スポーツにおけるランニング、ダッシュ、ジャンプの繰り返しによってこの腸脛靭帯が膝上の大腿骨外側部分で繰り返し刺激を受け起こります。
腸脛靭帯は大殿筋と大腿筋膜張筋から始まり、脛骨のGardy結節という場所に繋がっています。
役割としては、ランニングの際、足を地面に接地した際、上半身が傾かない様に支える役割を果たしています。
膝伸展時には、この腸脛靭帯が大腿骨外側上顆(大腿骨の外側の出っ張り)より前面にあるのですが、膝を30度屈曲した際に大腿骨外側上顆を乗り越えて後方に移動します。
この乗り越える際に、腸脛靭帯が大腿骨外側上顆の出っ張り部分と擦れ、炎症を起こします。
ですので、長距離のランニングでは何度も腸脛靭帯が擦れる刺激が繰り返され炎症を起こすことから、「ランナー膝」とも呼ばれています。
また、内反膝(O脚)や回内足をはじめ、身体の姿勢バランスが崩れる事によっても起こりやすくなります。
ランナー膝の施術について
腸脛靭帯の炎症を抑える
ランナー膝の場合、初期は局所の安静とクーリングを行い、痛みが軽減してきたら、運動療法を行い、軽いランニングから始めていきます。
当整骨院では、ランナー膝に対し、エコーにて確認した後、超音波や高周波を用いて、腸脛靭帯部分に起こっている炎症を和らげていくと同時に筋肉の調整も行っていきます。
身体の姿勢バランスを整える
身体の前後左右の重心バランスの崩れは、偏った個所の筋緊張を作り出します。
また、内反膝(O脚)の場合、腸脛靭帯に過度のストレスがかかってしまう為、足関節、膝関節、股関節、骨盤等の矯正も行います。
外側に荷重がかかりやすく、靴の外側がよくすり減ってしまう方は、足関節のアライメント調整も行います。
筋柔軟性の向上
大殿筋、大腿筋膜張筋の過緊張が腸脛靭帯炎の原因の一つとされています。
骨格バランスを整えると同時に、筋調整も行い、早期回復と再発防止を目指します。
ランナー膝の予防について
ランナー膝(腸脛靭帯炎)はオーバーユース、いわゆる「使いすぎ」によって起こります。
ご自身の許容範囲を超えた過度のトレーニング、疲労が回復しないまま負荷をかけ続ける事によってリスクは高まります。
また、固い路面や合わないシューズ、走るフォームの癖、身体の骨格バランスの乱れ、筋柔軟性の欠如など原因は一つとは限りません。
身体の状態に合わせた練習量の調整、練習後のストレッチ、アイシングなどが必要となります。
ランナー膝において、身体のケア、予防を日々行っていても不調が出る場合は、身体の歪みや使い方の癖がある可能性もありますので、お困りの方は、福岡市西区にある、はやしだ整骨院までご相談ください。